で、結局、発達障害って何が問題なのよって話

なんかまあ、周知はされてきているようですし、天下のNHK様がテレビやラジオでテコ入れして下さるようなので、良い情報がない無風状態から再度追い風が吹くように感じられるのですが。





盛り上がるだけ盛り上がって何も変わらない気がする、と言ったらクールすぎでしょうか。





うーん。




迷った時は原点へ、って思ったので、




「じゃあ、結局、何が問題なの?」





ってとこまで振り返ってみます。





まず、よく聞かれる(ていた)「生きづらさ」について。






個人的に好きではない表現だし(この表現を使うことで考えを止めてる感じがあるので、もうちょい具体的に言ってほしい)、最近はそんなにめちゃくちゃ感じることもないので、特に言う事はない感じです。





まあ強いて言うなら、昔はありました。「生きづらさ」。





誰も自分の事をわかってくれないし、表現もできない。発散もできない。






そんなモヤモヤした気持ちにずーっと襲われていた時期がありました。






期間で言うと、学生の時(20歳くらいまで)はだいたいずーっとそう思っていました。






他人との相対的な関係で生まれる感覚でもあるので、嫌でも人と接していると感じてしまうものです。






学校を出た後は任意で付き合う人間関係が増えたので、そういう意味では楽になりました。






嫌なら距離を置けばいいって思えばだいぶ楽になるものです。





仕事しないと生きていけないというわけでもなかったので、この時期が一番楽でした。






今は再度社会復帰というか社会参加というか、人との距離が近づいているので、そういう意味ではつらいです。






孤独感みたいのはほぼありませんが(SNSなんかやろうものならむしろ孤独になるほうが難しい)、価値観や考え方が違う人とたとえ表面的だけでも接しないといけないわけで、そういうのはきつい。






中には嫌な人もいるわけです。







悪意があるかないかにもよるわけですが(私は個人的に、悪意がない嫌な人がとても苦手です)、いずれにせよこういう人とも接していかないといけないわけです。







この苦痛のことを「生きづらさ」と言うのでしょうか。
わりと本気で生きづらさって何って気もするので(悩んでいる人には申し訳ないのですが)、なんだかよくわかりません。
アスペルガー的こだわりとかADHD的な落ち着きのなさからくる生きづらさだとしたら、それはまた別個に語らないといけないぽいので、触れません。






そう、最近、まったく申し訳ないことに、そしてすごいことに
「生きてて楽しい!」と思ってしまっているのです。




毎日ずっとではありませんし、つらかったりしんどかったりすることはあるのですが、「生きていて楽しい、充実している」と感じる瞬間は確かにある、と断言しておきます。






もちろんこれを他人に強要するつもりはないのですが、生きていればいい事あるではないですが、発達障害を抱えていてもそういう感情を味わうことはできるのではないでしょうか、ということは言っておきたいです。






いい加減白状しますが、どうも私は「生きづらい」ということについて語る資格はないようです。
生きづらさを克服したいとか思っていた人がいたらごめんなさい。ノウハウにできるほどの経験もないのでそういうこともできません。







まあ、あんまり生きづらさだの定型発達者がどうのとか言ってる事自体があまりよくない気もするので、そういうマイナスな発言を差し控える(いやなことは、あんまり、いわないようにする)ことが生きづらさの対処法になる、と言ったら言い過ぎでしょうか(さむい)







本当に最近情報とかも仕入れないし、何がどうなって誰が何について悩み考えているのかもわからないのですが、ほんとどうしたらいいんでしょうね。







特効薬ができたとかいう噂もなければ(あったら売れるか、という問題は別として)、当事者が報道されるレベルの犯罪をしたとか逆になんか表彰されたとかもないし、何も言う事がない。







知れば知るほど性格とか特徴の延長でしかない気がするので、本当にムダなんじゃないかと思うこともあります。





ふと思いついたのが、いわゆる二次障害とされる精神的な問題(不安、不眠、うつなど)。





これは具体的な症状だけに、困らされている人も多そうな気がする。





しかし、これらは対処したところであくまで精神的な問題への対処にしかならず、根本的な問題への対処にはならないと私は考えます。





意地悪を言えば、根本的に自分の思考や行動の習慣やパターンが変わらない限り悩まされ続けるので、根本的な問題への対処法が見つからない限りはどうしようもない、ということになる。







うーん、本当にいろいろ言い尽くされてて対処みたいのはしようがないと思うのですがね。






何人かの身近な友達を除いて人間関係もほとんどないし(人間関係が苦手だし、気が合う友達が何人かいればそれでいいと思っている)、だから情報も入ってこないし(ウソとか適当なあんまり根拠がない思い込みばっかりなので大半の情報はいらないと思うけど)、自分の問題は自分で対処して解決するしかないと思うのでとにかくいろいろ面倒だと感じているのです。






というわけで、何が問題なのかってのをタイトルにしたけど、何が問題かわかんないや、ってことで、おしまいなのかな。






ひとつ言えるのは、ちゃんと本でもネットでも多少は情報を得て自分で考えたほうが、何もわからないより不安みたいのは減るかな、ってことですかね。
「生きづらさ」みたいのも軽減されるかもしれませんよ。